ダニークンのつぶやき

プロフィールにも書いてあるのですが、20歳から16年間工場で働いていたんです。
高校を中退したあとプラプラしていたのですが、（ディスコ（古！ｗ）でＤＪしてました）20歳の時に正社員になろうと工場に面接にいったんです。父親が大工だったので、とにかくなにか「手に職」をつけようと思ってたんです。
大工さんは、夏暑いしなぁ~・・・で工場・・・

うーん。華々しい生活から工場の生活って！！！
んでね。まぁ、町工場なんですが、入ってみてびっくり！！
最近、ＮＨＫとかでも特集されてるけれども、本当、町工場と言うのは最先端技術も最先端なんですよ。多品種少量生産。
当時、マシニングセンター（数値制御装置）と言う機械が導入されたばかりで、入社そうそう、研修にいかされ勉強しました。
そして、数学の知識がめちゃめちゃ必要なんです。特に図形に関する知識

ほんと、ボクは数学がめちゃめちゃ苦手で、こんなにも数学の知識が必要なんて、絶対に向いてないわ！と思っていました。
高校中退してるもんだから、三角関数すらしらなかったんです。
中学の参考書を買って勉強しましたよ。

写真のような部品を作るために、それを加工するためのプログラムを書くんです。
G0G90G54X0Y0　みたいな（笑）

ほんとうに、難しくて技術も必要で・・・だって1/1000の精度で加工するんですよ。温度によっても加工精度は変わってくるしほんとうに職人の世界って感じです。
それを16年間しました。

図面によっても作りかたがあるので、すべてノートに書いてたんです。けっこうマメ？（笑）
円筒を法線に切るか、垂直に切るかでプログラムが変わってくるんです。
って、語ってしまいそう（笑）

ボクの働いていた工場は特に優秀で、京都の有名な工場、○田製作所の研究所から依頼がきてたりしてたんです。
そんなところでもできない仕事をやるって・・・あんなん、一流大学の工学部が入社しててもええと思うんやけどなぁ。
あぁ！工場時代の話はとまらなくなるわ。またします。

そんな感じで、16年間工場で働いてたんですが、もう36歳よ？（当時）
あぁ、このまま定年まで働くんやろなぁと思ってました。
なんかせなあかん。あかん。って常に焦ってたような気がします。まさかいまこんな事をしているなんて、人生ってわからんなぁ。って感じです。