2013年08月25日

俺と実家

薄れゆく過去を忘れないために書き記していこう。

家の話ね。これもすごいw いまとなっては笑い話だけど。
生まれたのは京都の伏見の中書島、下中町
なんか古い家やったよ。
と言うか、オヤジが大工さんでね。まぁ気難しい人でしたわ。
大工の安普請って諺あるでしょう。自分の家は直さないっていうやつ。
まさにあれで、そうだねぇ。北朝鮮の貧民街?の家みたいな感じを思い浮かべてくれれば一番イメージ湧くと思うw
まさに「あばら家」って言う感じ。
いちおう、雨露はしのげます。築100年?のあばら家、バラック住まいという感じ?w
作りは入口にトタン屋根の炊事場があって、なかに長く5畳、4畳半、8畳、庭、という感じの典型的なうなぎの寝床。
わりと広かったと思う。
しかも賃貸ww 家賃が300円(マジです!!)
300円って!!w なんで覚えているかと言うと路地奥まった3軒長屋やったんだけど
大家さんが月千円に値上げすると言ったら隣のおばちゃんが猛反対して覚えてた。
いまから40年くらい前の話ね。

まぁ、子供心に恥ずかしかったしなぁ。だからほんとうに仲の良い友達しか呼ばなかった。
当時、団地が流行っていてね。団地に住んでいる友達がうらやましくて仕方なかった。
ボクは奥の部屋で寝ていたんだけど、夜寝ると星が見えるんですw  
屋根が崩れて瓦がずれてその隙間から星が見えるんです。よくあれ屋根落ちてこなかったなぁ。たわんでたんやけどw
雨が降るともう雨漏りというレベルじゃなく、降ってるんですw。洗面器置いても間に合わないので行水用の大きなお風呂を置いて
雨貯めてました。

これ文章にするとすごい家やなぁw
そんでね。学校から帰ってきて家のドアあけたらいっつもどこかから入ってきた猫と目があうんですw
お膳があってなにか食べ物探しにきてたんだろうねぇ。

中学の時に好きな女の子がいてね。ある日、「昨日フジイ君の家に友達と行った」って言うんです。
しかも家の中まで入ったらしい(鍵かけてないんで)
「友達が怖い、怖いって言うてた」って・・・・・そりゃ怖いわなぁ。あそこに中学生の女の子がきたら。
あ、あれは恥ずかしかった・・・・み・見られた。みたいな??

庭に小さな池をつくったんです。
穴掘ってコンクリートで固めてね。そうしたら父親がそのとなりにもっと大きな池を作ってくれて流石大工さんやなぁって
ある日、メダカを知らないうちにいれてくれててね。
あれがいまでも思い出すオヤジの思い出。

そんな感じの実家住まいでした。
17歳で一家離散で飛び出すまで住んでいました。
と、伏線を残しつつw



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Posted by フジイミツグ at 03:09│Comments(0)俺の○○
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